Kickstarter で資金調達に成功した短編映画『Hair Love』が、先日開催されたアカデミー賞にて短編アニメーション賞に輝きました。Kickstarter 出身の映画がアカデミー賞を授賞したのは『Hair Love』で3作目となります。さらにこの2020年は、Kickstarter でファンディングを行ったプロジェクトが10年連続してアカデミー賞にノミネートされた記念の年となりました。

『Hair Love』は映画監督であり元NFLのワイド・レシーバーでもある Matthew A. Cherry 氏によって制作され、 2017 年の夏に Kickstarter キャンペーンとして始動しました。Cherry 氏はそれ以前にも Kickstarter を使って『9 Rides』(2016) や『The Last Fall』(2012) という長編映画のファンディングを行った経験があります。

感動的なこの短編映画では、アフリカ系アメリカ人の娘の髪を初めてセットしようと悪戦苦闘する父親の様子が描かれています。有色人種の若者たちの間で自分たちの髪に対する愛着を深めてもらうため、そして黒人の父親に対して持たれがちな「父親不在」の固定観念を取り払い、主流アニメ映画で黒人が取り上げられることが滅多にない事実に対抗するため、このプロジェクトのアイデアが生まれました。

プロジェクトはアメリカ全土で注目をあび、2017年8月のキャンペーン終了時には4,981人のバッカーから合計$284,058 (約3,117万円) ものプレッジが集まりました。これは Cherry 氏の当初の目標であった$75,000 (約823万円) の4倍近くの額で、Kickstarter の短編アニメ映画部門の記録を塗り替える結果となりました。

アカデミー賞授賞式当日の朝、Cherry 氏はそんなバッカー達に以下のメッセージを送りました:

I just wanted to take the time this morning to thank each and everyone one of you for supporting and believing in Hair Love as early as you did. No matter what happens tonight we already won and you all are a part of an Oscar nominated animated short film and a New York Times Best Selling Picture Book. Thank you again for your support.

今朝はバッカーの皆さんそれぞれに感謝の気持ちを伝えたいと思います。早い時期から『Hair Love』を信じてサポートしてくださり本当にありがとうございます。今夜どういう結果になろうとも、既に勝利を手にしたような気持ちです。バッカーの皆さん一人ひとりがこの「アカデミー賞短編アニメ映画ノミネート作品」そして「ニューヨークタイムズ絵本部門ベストセラー作品」の一部です。改めて心からお礼を申し上げます!

Kickstarter での短編映画の活躍は目覚ましいものです。2011年以降、7,332件以上の短編映画プロジェクトがファンディングに成功し、総計4100万ドル(約45億円)以上がバッカーからプレッジされました。

今年は、3月に開催される「ロングストーリー、ショートフィルム」のイニシアチブの一環として、映画製作者の皆さまに新しい短編映画キャンペーンのローンチを奨励しています! このイニシアチブでは、3月を通して Kickstarter プラットフォームで短編映画プロジェクトの数々を紹介し、ファンディングやプログラミング、権利獲得、配信といった様々な業界や部門の皆さまに新しい才能を見つけ出し、プロジェクトを追跡していただきたいと思っています。

これまでに Kickstarter で資金を得た16のアカデミー賞ノミネート作品のうち、7作品が短編映画部門でのノミネートでした。まずは小さな一歩から始めながらも、ビジョンや野望は大きく持ち、プロジェクト実現までの過程すべてにおいてコミュニティにも関与してもらいたい——そんな映画製作者の皆さまの持てる力と可能性を Kickstarter は信じています。Kickstarter では、この「ロングストーリー、ショートフィルム」 のイニシアチブを通して、より多くの短編映画製作者の方々に世界に向けてプロジェクトをローンチするきっかけを提供できればと思っています。





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